説明
2015 年9 月、ニューヨークで開催された国連持続可能な開発サミットにおいて、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択された。このなかで、17のゴールからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」が盛り込まれた。
近年、日本の企業でのSDGs の取り組みに注力し、その内容を広く訴求する動きが活発化してきている。
住宅は暮らしを営む基盤であり、なおかつ社会資産としての側面も持っている。また、非常に裾野が広い産業でもあり、様々な分野の企業への波及効果も大きい。それだけに住宅業界のSDGs の実現に向けた取り組みが社会に多様な影響をもたらすことが予想できる。
本書では、住宅関連企業のSDGs に関する取り組みを通じて、これからの住まいや暮らしのあり方を考えていく。