説明
未来を開く切り札となるか?
新しい住宅建築方式
従来の住宅のつくり方に捉われない、新しい住宅の建築方式が生まれてきている。背景には、従来の住宅づくりのままでは、立ち行かなくなるのではないかという危機感がある。大工・職人の減少へ対応するために、また、木材をはじめとする建築資材を安定的に確保するために、さらに、中央集権的な産業構造から脱却し、モノづくりを地域に戻すために、IT、デジタル技術などを活用して、住宅建築のあり方をアップデートしようとする事業者が登場し、存在感を増してきている。加えて、3Dプリンタを活用し、より性能の高い安価な住宅を提供するというミッションを掲げ、全く新しい住宅建築方式の構築に取り組む事業者も現れ始めている。これらの新しい住宅建築方式は、住宅業界にどのようなインパクトを与え、新しい価値を生み出そうとしているのか、ポテンシャルを解説する。